頑張ってる行政

オッドアイ

2012年05月10日 22:05

先月末、NPO法人犬猫と共生できる社会をめざす会鹿児島、平成24年度定例総会開催があり、前年度決算報告及び活動報告・「地域猫の現状」「動物愛護センター建設について」の卓話があり参加してきました。

鹿児島市は平成22年鹿児島市猫の適正飼養及び管理ガイドラインを作成し、「動物が尊い命を持っていること」を踏まえつつ、人と猫の共生できる社会を目指すものでノラ猫についても「地域猫」として地域ぐるみで飼養管理する「地域猫活動」への取り組みを推進し、猫被害とノラ猫の減少を図る基本的な考え方も定義付けられています。

鹿児島市保健所獣疫課の方による「地域猫のついて」の活動内容・補助金決算報告の最後に観光地等に生息している猫の不妊去勢手術活動内容の報告がありました。
観光地・鹿児島は篤姫ブームに始まり新幹線全開通にあたり多くの方々が鹿児島県内を訪れるようになりました。
なかでも城山は桜島が展望できる有名な観光地で地元住人にも愛されている地です。
ここは以前より捨て猫・ノラ猫が多く、観光地にふさわしくない猫を処分しろなどの意見もありマスコミ上でも賛否両論あります。
野良猫を増やさない有効な手段は不妊手術が一番有効です。そうした問題に鹿児島市の行政は動物愛護団体、獣医師会を巻き込み行動を起こしてくれたようで、昨年11月から城山・多賀山公園の野良猫を地域猫の予算から算出し不妊手術を行い今後も継続検討との内容でした。
とても嬉しい報告で「鹿児島市のお役人もなかなか捨てたもんじゃない!」を心の中では拍手喝采♪
また鹿児島市動物管理センターでは特に犬の殺処分減数に力を入れ、昨年の犬の処分は126頭(病死前の犬の持ち込みも多いそうです)預かり期間を超えても譲渡活動努力を行い、どうしても飼養適正に問題がある63頭は手を下す殺処分をしざる終えなかったそうです。
平成9年度の犬殺処分1000頭。以前よりはるかに処分頭数は減少しています。
このように現場の声を聞くと、日々頑張っている鹿児島市職員もいるんだなっ~と力強く感じました。
もちろん課題も山積みですが、一人一人が小さな命に関心をもち何らかの発信を続けて行く必要を実感した有意義な時間でした。

鹿児島県が平成24年度設計整備開始25年度供用開始を目指している動物愛護センターの事業についての説明もあり、参加者からセンターへの要望なども活発な意見が交わされました。
高額な税金を活用する事業ですので何卒、動物愛護・人間育成にもつながる内容になりますよう期待します。。




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