2012年11月11日

対馬山猫ロマン

今回の旅の一番の目的
対馬野生生物保護センターへ向かう片道2時間の楽しいドライブで~す♪

対馬山猫ロマン

万関橋は明治33年、日本海軍が艦船の通り道として人工的に開削した瀬戸は、交通の要所として現在橋が掛けられています。

海沿いから一転、山道を走ります。。

対馬山猫ロマン
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少し車を止めて紅葉狩りも楽しみました♪

対馬山猫ロマン
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トンネルを潜ると
ツシマヤマネコの生息を脅かす交通事故、注意看板が目につきます。

西表島でもイリオモテヤマネコ交通事故対策がなされています。
過去記事→

もっと
人にもヤマネコにも優しい道路づくりをめざしてほしいです。。

対馬山猫ロマン
対馬山猫ロマン
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《三頭のヤマネコの死が教えてくれたこと》  
それは一頭のヤマネコの交通事故死の重さを痛感した瞬間だった。
2006年3月29日、上対馬町三宇田の市道上でツシマヤマネコの交通事故死体を見つけたとの連絡が入った。
すぐさま現場に向かい、死体をセンターに持ち帰った。
交通事故では健康なヤマネコが死亡する場合が多く、いつも悔しい思いで死体に向き合う。
せめて、その死を無駄にしないためにできるだけ情報やサンプルを集めたい。
外部計測やFIVなどのウイルス検査、さまざまな研究のためのサンプル保存などおこなってきた。
その一環として神戸大学の楠比呂志教授の協力を得て、生殖子(精子や卵子)の保存もおこなっている。
この事故で死亡したヤマネコは成獣のメス。
いつものとおり卵巣を摘出するためにお腹を開いた瞬間、作業をしている私たちに衝撃が走った。
お腹の中には二頭の胎児がいた。妊娠一ヶ月程度だろうか、順調に大きくなってきている途中だった。
一件の交通事故で三頭のヤマネコの命が奪われた。
初夏には親子連れで仲良く歩いている場面を想像すると、見るに耐えられない思いだった。
この母ヤマネコが将来産むかもしれなかった子孫の事も考えると、この事故がヤマネコ全体に与えた影響はもっと大きいはずである。

       
  
                            
                            〈改訂版〉ツシマヤマネコ
                            対馬の森で、野生との共存をめざして より引用





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Posted by オッドアイ at 21:53│Comments(4)対馬
この記事へのコメント
お山に勝手に道を作って
車をブンブン飛ばして・・・
ずっと昔からそこに住んでいる
ヤマネコたちにとっては
迷惑意外にはないですね。
共存は難しいけど
ゆっくり走って交通事故がなくなるなら
そのほうが断然いいですね。
Posted by mimi at 2012年11月12日 09:57
なんてかわいいんでしょう
ほんとに事故には気をつけてほしいです
そして絶対絶滅しないでほしい
そこだけはスピードダウンですよ
そんな法律があってもよさそう・・・
Posted by ヒトミンチョ at 2012年11月12日 22:23
★mimiさまへ

野生動物との共存をめざす
とても難しいと思いますが一人一人が少し意識する事が出来たらいいですね。
Posted by 管理人 at 2012年11月13日 04:04
★ヒトミンチョさまへ

悲しい交通事故。
紹介したツシマヤマネコの本には別にも授乳中の母猫ネコが交通事故死しその後子ネコを捜索し運よく1匹のみ保護した話なども紹介されています。
ツシマヤマネコの現状が詳しく書かれた本です。

プレゼント企画しますので応募してくださいね♪
Posted by 管理人 at 2012年11月13日 04:11
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